日本と言えば、世界の先進国のひとつ。
しかし、こと医療に関しては、
世界各国に出遅れている部分もあります。
世界では認められている治療薬が
認められていなかったり、
医療技術にも制限があったり。
手先が器用で、最新技術を生み出す日本のはずが
今ひとつ、世界水準に追いつかないのは
とても残念なことです。
また、働き者で
和を重んじる日本での生活は
ストレスや身体の不調にも多大な影響を及ぼします。
さまざまな原因がからみあって
体外受精による出生率も
世界各国に比べて、低い値を示していました。
「国際生殖補助医療監視委員会」(ICMART )の発表によりますと
日本は、体外受精の件数が
飛びぬけて多い国だということが分かります。
日本産科婦人科学会の調べでは
2015年の体外受精は42万4151件でした。
そして、出生した赤ちゃんは5万1001人です。
体外受精数の分母が多いこともあるかもしれませんが
出生率は、世界60ケ国においてかなり低く
世界の平均値20.1%に達していません。
日本では、6組に1組の夫婦が
なんらかの不妊治療を受けています。
もちろん、医療は日進月歩ですから
どんどん、出生率も上がることでしょう。
しかし、将来なんて待ってられません。
今、この現実において赤ちゃんを望むご夫婦は
たくさんいらっしゃるのですから。
日本の体外受精の出生率が低い理由は
どのようなことが考えられるでしょう?
初婚年齢があがっていることや
子どもが欲しいと思う年齢が高くなっていることが挙げられます。
たとえば、先進国の中でも不妊治療が進んでいるフランスでは
子どもが欲しいと思う年齢も日本よりも若く
カップルで不妊治療を受けることが当たり前になっています。
また、セキュリテソシアルという社会制度によって
女性が43歳になるまで
体外受精などの治療費を100%負担してくれるのです。
おくればせながら、日本も
不妊治療に対して公的な援助を行うようになりつつあります。
妊活に、利用できるものはどんどん活用しましょう。
他にも、フランスと日本では、
妊活に対する考え方の差があります。
それは、自然志向なのかどうかです。
フランスでは不妊を疾病と考えています。
ですから、治療に排卵誘発剤などの薬を
ためらいなく使用します。
しかし日本では、
なるべくなら身体に負担をかけることなく
できれば自然に妊娠・出産したいという想いがあります。
これは、東洋的な考えだといえるのではないでしょうか。
妊活は、妊娠だけが目的ではありません。
赤ちゃんを身ごもり、お腹の中で赤ちゃんも順調に育ち
妊婦さんも健康で、安産ができること。
そして、生まれた後、
忙しいハードな子育てが始まります。
お母さんは体力もいっぱい使いますから
心身ともに良好な状態でいて欲しいのです。
妊活、妊娠、子育てを快活に行えるように。
当院で行っている不妊子宝整体には
みなさんの支えになりたいという
心からの想いも込められています。
赤ちゃんが欲しいというその願いを
ぜひ叶えてください。